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♡DIARY

三十の夏

昨夜は大好きなバンドOverTheDogs(以下オバ犬)のワンマンライブへ行ってきました! オバ犬は、初代ボーカル荻野くんの命日を、「バカの日」と呼んで、ライブをしている。 昨日9月22日が、その日だった。 雨の日だった(前もそんなことあったよーな!)。 開演前のSEが、Stray Catsですでにテンションだだ上がり。若い子たちの話し声と、ブライアンの声が混ざって、自分がものすごい時差の狭間にいるような不思議な気分になった。それにしてもオバ犬通い始めた時は制服だったわたしを見て、つねよしくんが「女子高生、最高!」とか言ってくれていたのに、今ではかなり年代的に上の方になるのではないか? 時の流れとは。近頃、時間軸がおかしい。わたしは老け、つねよしくんは、なぜか、若返ってゆく。初めて会った日はもっと「本当に適度に、もさい」ロッケンローなお兄さんだった(今も昔も好きです)。 誕生日を迎えるとちょっと悲しくなるけど、でも、若い子からマダムまで、色んな年代のひとを見ると、色んなひとに聴いていることが分かって安心する。やはり素晴らしいバンドだよねって。 ライブが始まってからのことはあまりよく思い出せない。ただ、大好きなバンドで、大好きな、最高の音楽としかいえない。セッション準備中に、アコースティックと歌で演っていたのも、ものすごーく聴き入ってしまったよ。 斎藤スカジーさんが出てきて、初めてハッと意識が戻った気がする(ぼーっと聴いていたのではなく、ある種の気付きがあった)。 スカジーさんがやっていたバンド「青春スカトロジー」といえば、だいたいどこのライブハウスにもステッカーが貼ってあるよね。知らないバンドマンは、いないよね。 本当に歌もよくて、音楽への、オバ犬への、荻野くんへの愛情がビシバシ伝わってきた。ビシバシっ! 大好きなラブレターブルースを、スカジーさんの歌で聴けて良かったと。わたしは、つくづくラッキーガールだ。 わたしは、あの一瞬でしか、スカジーさんのステージを見ていない。だけど、とても素敵な歳の重ね方をしているように見えた。輝くひとというのはどこまでも輝いていて、これからも輝くわけで、わたしもあんな風になりたいと思った。 オバ犬のメンバーさんからもその気持ちも輝きも言うまでもなく、ビッシーバッシー伝わってきました。 生きていることは、確かに素晴らしいんだよね。まぁ、でもたしかに、素晴らしいと思えない時、あるよねー。 全然あるよ。でも、生きてることに感謝!全てに感謝!って時もある(幸い、最近そんな日が増えてきています)。 いつもなんて無理なわけだから、感謝できるときにすればいいという言葉が、うたが、今のわたしにはすごく優しく響きました。 わたしがオバ犬を知ったのは、荻野くんが旅立った後なので、わたしは荻野くんに会ったことがない。 でも、今でもずーっと歌を聴いているし、昨日でまた少し荻野くんのことを知れた気がした。 荻野くんの歌を聴けば、想いを馳せれば、いつだって荻野くんの世界がこっそりとのぞけるよっ。 あっ、荻野くんの歌を聴いて、今のオバ犬を聴いてライブに行くようになって、オバ犬のことを大好きになって、彼らへの憧れを歌った曲があるんです。 それが、ラブリーズのライブでいつも最後に演奏する「オーバー・ザ・ロール」という曲です。 わたしにとっては、一番大事にしている曲。 彼らの名曲「ロックンロールは簡単だ」を聴いて、ジャンルにとらわれない今のオバ犬をみて、何度もライブを見てきて、自分なりに感じてきたことです。 わたしはずーっとオバ犬が憧れで、もちろん、いちオーディエンスとして追いかけているわけなのだけれど、いちバンドマンとして本当に本当に、ずーっと追いかけていて、ずーっと目標にしています。 追いかけても追いかけてもどんどん進んでしまうから、おかげさまで息切れしてますけどね。それもまた、楽しいんだこれが! オーバー・ザ・ロール ロックンロールを超えてゆけ!!!


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